カーボン エアインレットダクト製作


アルトバンターボのインタークーラー用インレットダクトを作ります。

100mm厚のスタイロフォームを切り出し、適当に削って仕上げます。

底部にはフランジ用にベニヤ板を接着しておきます。


ポリパテを塗る準備としてスタイロフォームが溶けない樹脂を塗り(今回使用したのはエポキシ樹脂)

パテ仕上げしたものに二液のウレタン塗料を塗ってマスター型の完成。

離型ワックス処理を5回行い、PVAを塗って乾燥させます。


いつものようにゲルコートもどきを塗布し、ガラスマットを3プライ積層。
(今回は一個だけ成型品を抜ければいいので、肉厚はやや薄め)


丸一日放置して脱型。

抜け勾配的にはやや苦しい形状でしたが意外にも簡単に抜けました。

出来上がったメス型に離型処理を行います。

PVA乾燥後、カーボンクロスを貼るのでクリアゲルコートをスプレーガンで塗布。


だいぶ画像を省略していますが、今回もバキュームレジンインフュージョンで成型。

カーボンクロスのみ4プライ積層で、樹脂にはエポキシ樹脂を使用しました。


使用したエポキシ樹脂の硬化時間は25℃で15〜16時間なので温度をしっかりチェックし、十分な硬化時間を取りました。

インフュージョンの副資材を剥がして脱型。


ほんの少しエア噛みした場所もありましたが概ね良好な仕上がり。

カーボンクロス+エポキシ樹脂のせいか、かなり頑丈です。

もちろん軽量なのは言わずもがな。


吸入口にあたる部分を開口し、全体を耐水ペーパーの#1500で水研ぎし、

クリヤーを塗って完成!

早速アルトのボンネットにリベットで装着。